車を走らせている際に、傷を全くつけない、というのは無理な話です。飛び石があったり、街路樹の枝にこすったり、縁石にぶつけたり、車が傷つく状況はたくさんあります。
でも車が傷つくと、将来売る時に影響するのでは?と心配になりますよね。
この記事では、傷やへこみが査定にどれほど影響するのか、また傷やへこみがあっても車を高く売る方法について詳しく解説します。
Contents
傷やへこみの大きさによって査定は変化する
結論から言いますと、明らかにわかる傷やへこみは査定に影響します。ただ、浅い(小さい)傷はほとんど影響しません。
車を走らせていて、多少の傷がついてしまうのは当たり前のことです。ほとんど無傷の中古車は、新古車(未使用車)くらいです。
市場に出回っているほとんどの中古車は多少なりとも傷はあります。
ですので、傷やへこみがあっても車を売ることは可能です。
ただ、やはり傷の少ない車の方が需要はありますので、査定額には影響はあります。
そしてもう一つ、傷やへこみがあっても、直さずにそのまま売った方が良いです。
傷やへこみの査定減額の基準
傷やへこみのある車は、いったいどれほど査定にマイナスとなるのか、気になると思います。
買取業者の査定士が見ているポイントは、”傷の深さと大きさ”です。
どの程度の傷で、どれほど減額するのか、その参考としているのが、一般財団法人日本自動車査定協会の「中古自動車査定基準及び細則[Ⅰ]」という資料です。
その資料に基づき、買取業者は傷について大きく3つの状態に分けて査定しています。
- 爪の引っ掛からない浅い傷
- 爪の引っ掛かる傷
- 板金・再塗装の必要な大きな傷
そしてそれぞれの傷の大きさによってどれほどの減額になるのか、目安を表にまとめていますので、参考にしてみてください。
傷の大きさと減額の目安 | |
傷やへこみの大きさ | 減額の目安 |
1㎝未満 | 0円 |
1㎝以上〜カードサイズ未満 | 1万円 |
カードサイズ以上〜A4サイズ未満 | 1万〜2万円 |
A4サイズ以上〜パネル面積1/2未満 | 1.5万〜8万円 |
パネル面積1/2以上 | 6.5万〜18万円 |
※あくまでも目安ですので、買取業者によって査定額は変化します。
※一般財団法人日本自動車査定協会の「中古自動車査定基準及び細則[Ⅰ]」に基づき算出しています。
特に減額が大きくなる部分はルーフ部分の傷やへこみです。
ルーフ部分を交換となると、天井の内張り張り替えやガラス脱着も必要となるため、減額は14.5万〜18万円となります。
ではそれぞれの傷について解説します。
爪の引っ掛からない浅い傷
爪の引っ掛からない浅い傷は、査定にはほぼ影響されない(減額されない)と思っていて大丈夫です。
なぜなら、爪の引っ掛からない浅い傷なら、ボディの最表面のクリアコートの層が傷ついているだけなので、コンパウンドなどの研磨剤で消すことは可能だからです。
査定前に、市販のワックスやコンパウンド剤などで自分で磨いておくなら、減額のリスクをより減らすことも可能ですが、基本的にそのままにしておいても問題はありません。
爪の引っ掛かる傷
爪の引っ掛かる傷は、ある程度深さがあるため、研磨剤で磨くだけで傷を見えなくすることは困難です。
ボディの表面のクリアコートの層だけでなく、さらに下の層(ベースコート、下色)にも傷が出来ている状態です。
それで、このような傷は修理に専門の業者が必要となる場合が多いため、査定において減額となります。
板金・再塗装・交換の必要な大きな傷
大きなへこみを伴う傷、またパネル面積の1/2以上の傷やへこみ、といった状態の車は、査定において減額も大きくなります。
この状態では、そのまま中古車として売りに出すことは難しいため、修理が必要となります。傷の範囲が大きいと、また部品の交換となると、その分修理費用は高額となります。
傷やへこみはそのままで査定に出そう
誰しも、「傷のない綺麗な状態で査定してもらいたい!」とか「傷が直っている方が高く売れる!」と思うものですが、査定前に大掛かりな修理をすることはオススメしません!
修理に出すと損をする
事前に修理に出すと、修理費用がかかってきます。傷の深さ・大きさによりますが、小さな傷でも2万〜5万円程度、またそれ以上かかってしまうことも多いです。
そうなると、査定での減額される額よりも、修理費の額の方が高くなってしまい、結果的に損をしてしまう可能性が高いです。
自分で修理はNG
自分で修理をすると、修理の跡が残ったり、塗装の塗りムラができたり、最終的に修理に失敗したりする可能性があります。
この場合、逆に傷が目立ってしまい、査定額を自ら減額させてしまうことにも繋がってしまいます。
傷やへこみのある車を高く売る方法
では、どうすれば傷やへこみのある車を高く売ることができるのでしょうか?
その方法は以下の2つです。
- 車買取一括査定を利用する
- 車の洗車と掃除をする
車買取一括査定を利用する
傷やへこみのある車を高く売るには、車買取一括査定を利用することを強くオススメします。
車買取一括査定とは、インターネットで申し込むと複数の買取業者から連絡があり、あなたの車を査定してもらえる、というものです。
”比較すること”です。
買取店また査定士によって、傷やへこみに対する判断基準(減額の程度)は違ってきます。
これまで解説してきたように、よほどハッキリとわかる傷で無ければ査定額に影響することはほとんどありません。
そして、車の査定額は傷の有無だけで決まるわけではありません。車種や年式、また走行距離、オプションなどを総合的に評価し、査定しています。
つまり買取業者は、”傷があるかないか?”よりも、”売れる車種か?”ということを重視している、ということです。
なので、傷の有無に関してしつこく聞いてくる買取業者には売らない方が良いです。
愛車の傷がどれほど査定に影響しているのか判断する意味でも、複数の買取業者に来てもらい、査定額を提示してもらうことは絶対必要であり、高く売るためには必須です!
車の洗車と掃除をする
査定の前には、丁寧に洗車をしワックスがけを行うなどして、査定に備えましょう。ワックスがけをするだけで、ボディーに艶が出て車は綺麗に見えます。
もちろん、車内も綺麗に掃除しておきましょう。
「洗車や掃除は査定に本当に影響するの?」と疑問に思われるかもしれませんが、査定する人も所詮は人間です。
綺麗な車と汚い車、どちらに好印象を抱きますか?
答えは誰しも前者だと思います。
傷があってもあなたの車は高く売れますよ!
この記事では、車買取において傷やへこみがどれほど影響するのか、また対策方法について解説してきました。
- 傷の大きさ・深さによって査定額は変わる
- 傷やへこみがあってもそのまま査定に出す
- 査定前に洗車と掃除をする
- 複数の買取業者に査定してもらい比較する
傷のあるあなたの愛車が、高く売れるか売れないかは、複数の買取業者に査定してもらうかにかかっています。
愛車が思っていた額よりも1万円でも5万円でも、またもっと高く売れると、その分は新車購入費用の足しにできたり、家族旅行に使ったり、あなたが自由に使えるお金は増えます。
車を高く売りたいのであれば、車買取一括査定をオススメします!
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では、オススメの査定サイトランキングです!
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一括査定社数 | 最大10社 |
提携査定業者 | 厳格な基準を満たした「JADRI」に所属する優良な業者のみ |
入力時間 | 45秒 |
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買取店の選択 | 査定してほしい買取店を選ぶことが可能 |
入力時間 | 90秒 |
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査定方法 | 自宅または提携ガソリンスタンドにて1回だけ |
営業電話 | ユーカーパックからの1回だけ |
入力時間 | 30秒 |